外国人専門職の増加

 日本で働く外国人専門職は増えています。厚生労働省統計によると、専門職(技術、人文知識、国際業務)の在留資格を持つ外国人は、2016年で20万人を突破し、外国人全体の18%に達しています。そのうち技術者は約3割を占めると推定されています。成長途上にある日本のロボットベンチャー企業が、海外の優秀なIT人材を引き寄せています。ロボット事業は多岐にわたる技術が求められるため、活躍の場が多くなっています。
 日本は、海外高度人材受け入れには寛容です。欧州より日本の方が外国人の就労ビザを取りやすい状況にあります。米シリコンバレーは、様々な国・地域から引き寄せた優秀な頭脳を切磋琢磨させ、成長してきました。外国人材を呼び込み、産業の新陳代謝を引き起こすには、さらに踏み込んだ規制緩和が求められます。

(2017年5月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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