外国人留学生の増加

日本語教育機関は、外国人留学生の増加に伴って急増し、2018年4月時点で約680校にも上っています。この数は私立大学の数よりも多くなっています。2017年5月時点で大学や日本語教育機関などに在籍する外国人留学生は、約26万7千人に達しています。前年同時期から11%増え、過去最多です。留学先の内訳は大学など高等教育機関が、約18万8千人(10%増)、日本語教育機関は約7万8千人(15%増)です。国内の18歳人口減少を背景に、各機関が受け入れを拡大し、日本語教育機関は前年より約1万人増え、5年前の3.3倍と急増しています。
急増に伴って日本語教育機関をめぐるトラブルも目立っています。日本語教育機関の増加の背景には、就労目的の学生を受け入れようとする学校が増えていることもあり、質の低下につながっています。このため法務省は、日本語教育機関の設置要件を定めた告示基準の一部を改正し、10月から運用を始めます。

 

(2018年5月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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