外資系ホテルの地方進出

 外資系高級ホテルの地方進出が相次いでいます。日本を訪れる外国人観光客が増えていることに伴い、富裕層などの需要が見込めるようになったためです。日本各地でホテル開業が相次ぐ背景には、外国人観光客の急増により、国内の宿泊施設が不足気味になっているという事情があります。
 観光庁の統計によれば、2016年の外国人の延べ宿泊者数は、前年比5.8%増の6,938万人で、過去最高となりました。2020年に訪日客数が、政府目標である年間4,000万人に届いた場合、国内の客室は、東京・大阪を中心に、4.4万室不足するとの試算がされています。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催を前に、東京や大阪などの大都市で繰り広げられているホテルの開業ラッシュの波が、地方にも及んでいます。

(2017年7月27日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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