大学の知財収入

文部科学省の報告によれば、全国66の国立大学の中で、2016年度に特許など知的財産による収入額が最も多かったのは東京大学でした。2位は京都大学で3位は大阪大学と大規模大学が続いていきます。一方で、徳島大学が7位につけるなど研究者数が少ない地方大学も健闘していました。
収入額別では、東京大学が同大発スタートアップ企業の成長などもあり、8億1千万円でトップです。再生医療への応用が期待されるiPS細胞関連の特許を多く持つ京都大学が5億4千万円で2位でした。研究者1人当たり収入額でもトップは、東京大学で12万3千円でした。徳島大学は8万8千円で3位に食い込み、4位以降では九州工業大学など研究者数の少ない単科系の地方の大学が上位につけています。研究成果をいかに企業に売り込むかが問われています。

(2018年7月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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