失業率の低下

 雇用改善が一段と進んでいます。総務省の発表によれば、11月の完全失業率は2.7%と、24年ぶりの低さとなりました。厚生労働省がまとめた有効求人倍率も約44年ぶりに1.56倍の水準に上がりました。消費が持ち直し、物価の上昇スペースも少しずつ加速しています。
 企業は将来の人手不足を見越して、正社員の採用に力を入れています。11月の正社員の有効求人倍率は1.05倍と最高になりました。賃金水準が高い正社員が増えて家計の心理が改善し、消費も持ち直しています。

(2017年12月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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