女性の健康診断受診率の低さ

女性の健康診断や人間ドックの受診率は男性より低く、特に20、30代の4割前後が未受診です。健診の受診率の男女差の背景には、女性に非正規雇用が多かったり、育児のために時間が取れなかったりする現実があると思われます。20代、30代の女性のがん罹患率は、男性を上回っています。特に乳がん、子宮頸がん検診は受けるべきですが、検診率は20%前後です。
明日、10月11日は国際ガールズデーです。性別と年齢という二重の差別を受ける途上国の女の子たちの特有の問題に焦点をあて、その解決に向けて世界各国が取り組むよう啓発し訴える日です。こうした機会を通して、女性が自分の健康に関心を持ち、健診の受診率向上につなげることも大切です。

(2019年10月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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