女性の労働力

 人手不足や女性の就労を後押しする機運もあり、働く女性は年々増えています。総務省の労働力調査によれば、2016年の女性の雇用者は2,531万人で、前年より57万人増えています。正社員は1,078万人、非正規社員は1,367万人であり、いずれも増加しています。生産年齢人口にあたる女性の就労率は、66%に達しています。
 厚生労働省によれば、1月の有効求人倍率は1.43倍であり、バブル期以来の高水準が続いています。人材確保のため、業務を切り分けたり、短時間や短日数での募集を増やすなど、フルタイムでなくてもキャリアを生かせる仕事を用意するなど対応を進める企業も増えてきています。また、人手不足を背景に、時間制約があっても優秀な主婦を確保しようと、フリーランスや短時間正社員といった多様な働き方を認める企業が増えてきています。

(2017年3月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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