女性医師の活躍―Ⅱ

学会における女性医師の活躍
 日本の主な医学会における女性医師の学会運営参画状況が調査されています。会員に占める女性の割合は、外科系を除き20%を超え、産婦人科、小児科では30%以上、皮膚科、眼科では40%以上でした。評議員・代議員に占める女性の割合は、皮膚科を除き10%未満であり、外科系は1%未満であり、会員に占める女性の割合よりも著しく低率でした。大学の主任教授からなる理事は1525名で、うち女性理事は01名、女性会員が約半数を占める皮膚科、眼科においても同様でした。女性の学術集会長は、眼科学会のみ(119回の内2回)が担当されていました。
 従来から女性の割合の高い学会においても、近年急速に女性の増加している産科婦人科学会においても、女性の役員を増加させることは、これからの大きな課題です。より多くの女性医師が学会活動を活発に行うモチベーションを向上させ、学会事業が発展していくことを強く期待します。

 

(2017年6月1日 勤務医ニュース)
(吉村 やすのり)

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