女性役員の意識調査―Ⅱ

役員になれた要因は?
企業の中で充実感のある難しい仕事は、無意識のうちに男性に渡されがちでしたが、2016年の女性活躍推進法の全面施行以降、女性にも重要な仕事を任せようという機運は急速に高まりつつあります。役員になれた理由としては、引き立てたり機会を与えたりする上司の存在が、57.9%とトップです。

男性中心の企業社会で、黙々と職務に励んできた女性たちの実績が公正に評価され、役員として活躍する道が開け始めています。妊娠・出産といったライフイベントを考慮しながら、若いうちからの多様な幅広い経験をしておくことが大切です。早い段階で複数職場、職種の経験を積み変化への適応力を養うことと、修羅場経験を積むことが必要になります。生産年齢人口が減る中、女性活躍の推進は必須です。

(2018年10月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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