子どものいじめの件数の増加

文部科学省の問題行動調査によれば、2017年度の全国の小中高校などで認知されたいじめの件数は41万4,378件で過去最多となりました。前年度比で3割近く増えており、小学校は約31万7千件、中学校は約8万件でした。早期に対応するため軽微でもいじめと捉える傾向が強まったためとみられていますが、いじめが原因の自殺は10件あり、深刻な事案も目立っています。
国や自治体は相談体制の充実などを急いでいますが、近年はSNSなどインターネット上の閉鎖空間でのいじめも目立ち、学校や家族が把握できない事例も少なくありません。いずれにしても、小学校のいじめが増加しており、いじめの低年齢化が顕著です。

(2019年7月29日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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