子宮頸がんとHPVワクチン―Ⅲ

子宮頸がんの死亡率
過去 10 年間で子宮頸がんの年齢調整死亡率(観察集団と基準集団の年齢構成の違いを考慮して補正した死亡率)は 9.6%上昇しています。他の主要な 5大がんの死亡率が低下または横ばいなってきているのに対し、子宮頸がんだけは上昇傾向がみられます(図 4)。多くの若い働き盛りの女性や子育て世代の女性が、子宮頸がんに罹患し、妊娠ができなくなったり命を失っている我が国の現状は、非常に深刻な問題として捉えられるべきです。

(「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」 日本産科婦人科学会)
(吉村 やすのり)

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