学習に対する高校生の意識調査

 国立青少年教育振興機構の調査によれば、日本の高校生は、米国、中国、韓国の高校生より勉強に対する姿勢が受け身で、上昇志向弱いことが明らかになりました。「問題意識を持ち、聞いたり調べたりする」との質問では、日本は12.3%となり、韓国の10.4%を上回ったものの、米国の34.5%、中国の52.7%に比べると大幅に低率でした。
 「教わった方法を他の方法でもやってみる」では、日本が7.5%だったのに対し、米国45.8%、中国25.9%、韓国10.4%でした。日本の高校生の上昇志向の弱さも目立ちます。「リーダーになること」を強く望む割合は、米国50.8%、中国24.7%、韓国18.9%に対し、日本は5.6%に過ぎません。勉強が受け身になる背景として、生徒が能動的に学ぶ授業が少ないことが考えられます。

(2017年3月14日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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