家族喫煙の子どもへの影響

千葉市は、市内の小学4年を対象とした受動喫煙の影響調査の結果を発表しています。尿中のニコチン代謝物質の濃度が一定程度高かった児童の90%以上は、同居家族に喫煙者がいることが判明しました。喫煙者がいる家庭では児童への影響が大きいとして、子どもの近くで喫煙しないことや、保護者が禁煙を考慮してほしいとしています。
たばこの煙を吸って体内に入ったニコチンは、代謝されてコチニンという物質に変わります。受動喫煙の影響を示す尿中のコチニン濃度を調べた結果、影響を受けている値として設定した1㎖当たり5 ng以上だったのは77人でした。このうち家族が喫煙していると答えた児童は、93.5%に当たる72人でした。市は調査結果を踏まえ、各学校で受動喫煙に関する学習機会を設け、保護者には兆位換気のリーフレットを配布しています。

(2020年11月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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