小・中・高校生のアレルギー

日本学校保健会などの調査によれば、喘息はほぼ横ばい、アトピー性皮膚炎は減っていますが、花粉症の影響で鼻炎や結膜炎は急増しています。食物アレルギーがとても重い場合、わずかな量でも血圧の低下や呼吸困難などのショック症状が起きます。体調が悪い時や運動をした後には、普段より症状が重くなることもあります。
ぐったりする、呼吸が苦しい、お腹がすごく痛いなどの症状が一つでもあれば救急車を呼ぶことが大切です。立たせたり歩かせたりせず、その場で安静にします。自己注射薬エピペンを持っていればすぐに使います。重症の子でも原因食物さえ口にしなければ、他の子と生活できます。触っただけでは、その部分に症状が出ることはあっても命に関わることは滅多にありません。

(2018年12月13日 毎日新聞)
(吉村 やすのり)

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