小中学校の不登校児童数の増加

不登校とは、病気や経済的理由を除き、年30日以上登校していない状態を指します。文部科学省によれば、全国の小中学校で2020年度に不登校だった児童生徒は、前年度比8.2%増の19万6,127人と過去最多でした。小中学生とも8年連続で増えています。コロナ禍で生活リズムが乱れやすくなり、友達との交流が減ったことも一因とされています。
不登校の子どもは、辛い気持ちを抱えたまま孤立しがちです。学校内外で相談や指導を受けていない子どもが多く、近隣に支援施設がない場合など、どのように学習支援や相談につなげるかが課題となっています。文部科学省は、全国の教育委員会などに通知を出し、不登校の子どもをICTを活用した学習や体験活動で支援し、相談や家庭訪問なども行う拠点の設置を促しています。

(2022年8月10日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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