少子化をめぐる現状―Ⅺ

夫婦の完結出生児数
夫婦の完結出生児数(結婚持続期間15~19年の初婚どうしの夫婦の平均出生子ども数)をみると、1970年代から2002年まで2.2人前後で安定的に推移していました。2005年から減少傾向となり、2015年には1.94と、過去最低となっていますが、1970年代から夫婦における出生児数は2前後を維持しています。それにもかかわらず、合計特殊出生率が1.4前後を呈しているのは、男女の未婚化率の増加が大きく関係しています。
わが国においては、婚外子の割合は2%前後と低率であることからも、未婚が出生率低下の要因となっていることがわかります。

(平成30年度少子化の状況及び少子化への対処施策の概況)
(吉村 やすのり)

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