市販薬の税優遇

ドラッグストアなどには、かつては医師の処方箋が必要だった医薬品が売られています。医療用から一般用に切り替えられたスイッチOTC医薬品です。鼻炎薬アレグラFX、鎮痛薬ロキソニンSなど約1600品目あり、2017年分から市販薬を購入した場合、セルフメディケーション税制で所得控除できるようになりました。家族みんなで年間1万2千円を超えて買っていれば、超えた分を所得控除できます。
医療控除は、病院での治療費、通院の交通費、付き添いの家政婦の費用など控除対象が広く、これらが10万円を超えないと認められません。一方、セルフメディケーション税制は、医療費控除の対象の一部について特例で少額から控除できるようになります。しかし、医療費控除とセルフメディケーション税制は併用できません。

(2018年3月3日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。