年金とは

 国民年金は、日本に住む全ての人を加入者とし、最低限の生活保障にあたる基礎年金を支給する制度です。年金はお年寄りだけの制度ではありません。高齢になってからもらう老齢年金のほかに、若い人も受給できる障害年金や遺族年金があります。保険料を納めなかったりすると、何十年も先の老齢年金に影響します。
 20歳になった月から自動的に国民年金の一号加入者となります。会社員や公務員は、厚生年金に加入すると同時に、国民年金の二号加入者でもあります。二号である会社員らに扶養される妻ら配偶者は、国民年金の三号加入者となります。二号と三号以外の20歳以上60歳未満が、職業や収入にかかわらず一号加入者になります。国民年金ができたのは56年前です。厚生年金はもっと古く、75年前にできた制度です。加入者として保険料を納めた実績に基づいて受給できるかどうかが決まり、それに基づいて年金額が計算されます。

(2017年4月6日 東京新聞)
(吉村 やすのり)

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