年金制度改革法案について―Ⅱ

年金の繰り下げ受給
年金制度改革法案では、会社員の厚生年金と、全ての職業を対象とする国民年金(基礎年金)は、現行でも希望すれば原則65歳の受給開始を最大で5年間、70歳まで遅らせることができます。その場合、年金月額は42%増額されます。平均的な寿命まで生きれば、受給総額は65歳から受け取ったのとほぼ同額になります。
法案には、選択できる年齢を5年延ばし、75歳まで10年間の繰り下げを可能とすることが盛り込まれています。その場合、年金月額は84%の増額となります。年金受給を我慢して、長く働き続ける人を増やすことが狙いです。

(2020年2月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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