待機児童にならないために

認可保育園は、本来前月の中旬までに申請すれば翌月の1日に入園できます。しかし、待機児童が多い自治体では、卒園・進級のある4月以外の入園は難しくなっています。実際は転居や退職など親の都合で、退園や転園があるため、待機していれば年度途中に入園できるチャンスはあります。特に、認可外保育施設に通う子どもに、加点(優先順位を上げるための調整指数)を付ける自治体が多く、入園選考で有利になります。1~3月の早生まれの子どもで、0歳児での4月入園が難しい場合は、年度途中の入園を目指します。認可園の申請前から、認証保育所など自治体の助成を受けている認可外保育施設にも申し込んでおくと良いと思います。育児休業は2歳まで延長可能なので、勤務先に復職を延期してもらうことも大切です。
保育園や認定こども園は、平日の夕方まで通常保育、午後7~8時まで延長保育を実施しています。幼稚園は日数や時間がまちまちで、一般的に延長保育の時間帯の保育はありません。夏休みや冬休み、春休みの間も預かり保育を実施するのは、実施園全体の66.0%程度です。幼稚園の保育料や一時預かりの利用料は各園が定めています。別料金で習い事プログラムを用意する園もあります。

(2019年2月5日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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