結婚関連サービスのタメニーの20～39歳の未婚男女2,400人を対象に実施した調査によれば、性別役割分担意識が結婚に影を落としていることが分かりました。家事や育児の負担が夫より重くなるかもしれないという不安によって、結婚に前向きになることができない女性はまだまだいます。女性の36.3％が、性別役割分担に不安を感じて結婚をためらったり、希望を持てないことがあると回答しています。男性は26.8％で、4に1人が不安を感じて結婚をためらうと答えています。
仕事や結婚、子育てなど今後のライフステージにおいて、性別役割分担に不安を感じるかとの問いには、不安を感じることがある、どちらかと言えば不安を感じることがあると答えた女性は49.6％に達しています。ほぼ半数の女性が不安を感じている半面、男性は28.8％と女性より少数でした。育児や介護でキャリアを諦める女性が男性より多いことが示唆されます。
（2022年10月3日 日本経済新聞）
（吉村 やすのり）
