性被害申告

2019年版犯罪白書によれば、強制わいせつなどの性的事件の被害者のうち、警察などに被害申告した人は約14%にとどまっています。ストーカー被害の申告も約21%、ドメスティックバイオレンス(DV)も約11%と低迷しています。性的被害を捜査機関へ申告した割合は、過去4回の調査でも9.7~18.5%にとどまっています。性犯罪などの申告のしづらさが改めて浮き彫りとなっています。内閣府男女共同参画局によれば、都道府県ごとに性犯罪・性暴力被害者向けのワンストップ支援センターが相談を受け付けているほか、警察庁もストーカー被害防止の情報発信サイトを運営しています。
近年、児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の検挙は増加し、インターネットを使った犯罪も増えてきています。ネットを悪用した詐欺や児童買春といった犯罪も2000年の802件から、2018年は10倍以上の8,127になっています。

(2019年11月29日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。