感染性胃腸炎の子ども増加

ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の感染者数が例年を上回る水準で報告されています。子どもを中心とする集団感染が各地で確認されています。増加の背景として、新型コロナウイルス対策で普及したアルコール消毒が効かないことなどが考えられています。今一度、せっけんと流水による基本的な手洗いの徹底が必要です。
ノロウイルスは、既に感染している人の吐しゃ物を通じた二次感染のほか、施設内での飛沫感染、十分に火を通していない生魚を食べることなどで感染します。治療薬やワクチンがなく、対処療法でしか対応することができません。ノロウイルスは特に11月~2月の冬にかけて流行します。
国立感染症研究所の集計によれば、5月下旬から8週連続で過去5年間の平均を上回っています。7月11~17日は1万3,086人で、過去5年の平均と比べて約1,000人多い水準でした。7月18~24日は9,446人で例年の水受を下回ったものの、警戒が続いています。

(2022年8月18日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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