教諭の時間外労働

 文部科学省は、2016年度の教員勤務実態調査の結果を公表しています。学内勤務時間は、時間外労働が週60時間以上働いている教諭の割合は、小学校で33%、中学校では57%と半数以上を占めています。月80時間超の時間外労働は、過労死リスクが高まる一つの目安とされています。教員の長時間労働の実態が改めて浮き彫りになっています。
 学内勤務時間の平均は、小学校で週57時間25分、中学校も週63時間18分と増加する一方です。1週間の学内勤務時間は、校長、副校長・教頭、教諭、講師など小中全ての職種で、25時間程度増えています。職種別で最も長かったのは副校長・教頭で、小中とも週63時間台でした。

(2017年4月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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