新型コロナの特別定額給付金の使い道

ソフトブレーン・フィールドの調査によれば、新型コロナウイルス感染症の特別定額給付金の使い道としては、自粛期間中の生活費を補てんすると答えた人が最も多く、52.0%に上っています。貯蓄するも2番目に多く、31.1%でした。フリーランスやパート、派遣の女性にとっては、最優先で目の前の生活を安定させたい思いの表れなのではないかと思われます。
一方、コロナ禍で急速に広がった巣ごもり生活をより充実させたり、コロナ禍で我慢した分を消費で発散するために使ったりしたいという回答は少なく、自粛期間中の娯楽や快適に過ごすために使うは16.3%、欲しかった商品の購入は12.1%でした。一律10万円給付による消費喚起の効果は限定的と思われます。

(2020年6月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。