新型コロナ感染者と死亡者の性別比

東京都内で新型コロナに感染した死者を分析すると、50代以下では男性が8割を占めています。第5波で目立ったのは40~50代男性の重症化です。糖尿病や高血圧を抱えていたり、体格指数(BMI)が肥満を示す25を大きく超えていたりする患者が多いことに起因しています。都が9月に発表した50代以下の死者のうち、少なくとも3割が肥満か糖尿病を抱えていました。
65歳以上、男性、2型糖尿病、肥満(BMI30以上)のリスク因子のうち、入院に至る危険性は、あてはまる項目が一つだと3倍、二つだと6.5倍、三つだと16倍、四つだと19倍に高まります。肥満や糖尿病になると免疫機能が全般的に低下します。体内に慢性的な炎症が起き、内臓脂肪が増えることで、肺換気量が低下することもリスクが高まることに関係しています。
男性ホルモンの影響で、内臓脂肪が蓄積しやすい傾向にあります。長時間になりがちな労働環境にも問題があります。本人が自覚しないままストレスをため、暴飲暴食する生活が常態化している患者も少なくありません。コロナ感染の重症化を防ぐためには、日頃より生活習慣に気を付けておくことが大切です。

(2021年10月10日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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