新型出生前診断(NIPT)の現状と問題点―Ⅷ

妊娠中絶を選択した場合
羊水検査などの確定的検査結果を経て妊娠中絶を選択したケースでは、事前に家族内で方針が決定されていた場合においても、クライエントとくに妊婦への身体的・精神的影響は大きく長く続くため、妊娠中絶が完了したことが診療のゴールにはなりません。そのため、中絶後も当事者家族へのフォローは必要です。
今回のアンケート結果から、72%の認定施設において、直接面談ないしは電話などの通信手段で、クライエントとコンタクトを取っています。

(母子保健 2018年10月号)
(吉村 やすのり)

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