日本人の海外留学

日本学生支援機構の調査によれば、2021年度に海外の大学などに留学した日本人学生は1万999人でした。新型コロナウイルスの影響で、ピークの2018年度の11万5,146人の1割程度です。最少だった2020年度の1,487人よりは回復しています。文部科学省は、人気がある短期留学プログラムについて、欧米の一部大学が受け入れを制限したことなどが低迷の要因と分析しています。
留学期間別で見ると、1年以上が1,208人、6カ月以上1年未満が5,053人です。例年は過半数となる1カ月未満は472人にとどまっています。行き先は、米国の3,603人が最多で、次いで韓国の1,209人でした。
2022年5月時点で、日本の大学や日本語学校に在籍する外国人留学生は、前年同期より約1万人少ない23万1,146人でした。日本が水際対策で2022年3月まで外国人の受け入れを大幅に制限していた影響とみられます。

(2023年3月8日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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