日本人の長寿化

 日本人の平均寿命は、現在男性81歳、女性87歳です。2045年にはさらに23歳ほど延びるとされています。世界保健機関(WHO)によると、日本は健康で過ごせる期間を示す健康寿命が74.9歳で世界一です。日本人の長寿化が進む中、老後の資金不足に備える動きが広がってきています。老後の期間が長くなると、預貯金や年金だけでは生活費を賄えなくなる恐れが出てきます。
 60歳以上の高齢者は、個人金融資産の6割以上を持っています。60歳代の金融資産は平均2,202万円にものぼっていますが、そのうち58%が預貯金に集まっています。預金が金利を生まない低金利時代に預貯金を取り崩すだけでは、老後の生活費を賄うのは難しくなっています。

 

(2018年2月2日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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