昼寝の効用

 昼寝が仕事のパフォーマンスを上げる効果があるとして注目されています。実際に企業の中には昼寝を仕事のサイクルに取り入れることを推奨する会社も出てきています。仕事のパフォーマンスを上げるための昼寝は英語で「パワーナップ」といいます。昼寝をすると、その後の仕事のパフォーマンスが上がることは、データで証明されています。厚生労働省も、健康づくりのための睡眠指針2014の中で、午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的と昼寝を推奨しています。
 午後の眠気のピークは24時の間にやってきます。その前に昼寝をし、眠気を事前に抑えるのがいいとされています。昼食直後が理想的です。時間は最長20分に抑えることが大切です。20分以上の睡眠は、眠りが深くなり目覚めが悪くなります。起きてもしばらく頭が働かない睡眠慣性の状態になり、かえって仕事にマイナスとなります。私も事務所にいる時は、昼食後に昼寝を取るようにしています。昼寝を習慣づければ、自然と起きられるようになります。

(2017年2月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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