朝食を抜くと太る

名古屋大学の研究チームは、朝食を抜くと、体内時計や脂質の代謝リズムが乱れ、体重が増えることがラットの実験で明らかになったと報告しています。規則正しく朝食をとることにより、体内時計がリセットされるとしています。朝食を抜くと体内時計にずれが生じ、エネルギーをあまり消費しないため、体重が増えることが実験的に分かっています。
ラットを28匹ずつ2つの群に分け、一方の群には人間の朝を想定した時刻に、もう一方の群にはその4時間遅れで餌を与えました。2週間の実験で、4時間遅れの群は脂肪組織が増加し、体重も増えました。脂質代謝の中枢である肝臓の細胞内の時計遺伝子の働きに、約4時間の遅れが生じていました。本来は活動期になると上がる体温も上がらず、高い状態の時間も短くなりました。

(2018年11月1日 毎日新聞)
(吉村 やすのり)

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