東京圏への転入超過

 東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は、転入者が転出者を上回る転入超過が続いており、約11,83人でした。東京圏への転入超過は21年連続です。数は5年ぶりに減少しましたが、一極集中の傾向は続いています。転入超過数の減少は、就職や結婚などで移動する若者が少子高齢化で減少していることによると思われます。転入超過は、東京圏と愛知県、福岡県、大阪府だけです。
 名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)と大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)は、ともに4年連続で転出者が転入者を上回る転出超過でした。東日本大震災の被災3県は流出が加速しています。岩手、宮城、福島3県の転出超過は合計1192人と、前年より3,599人増えました。平均所得が高く、生活が便利な都市部への若者の流出は止まりません。

(2017年2月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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