東京都のコロナ死者の分析

東京都が、新型コロナウイルスに感染した死者325人を分析した結果によれば、51.7%が医療機関内や福祉施設内で感染していたことがわかりました。発症日が判明した153人のほぼ半数が、発症から2週間以内に死亡し、発症から死亡までの平均日数は17.1日でしたが、院内感染に限ると14.6日とより短かくなっています。高齢者や基礎疾患のある患者が多い病院や高齢者施設内での感染が死亡の原因となっています。
死亡した時期では、4月中旬74人、4月下旬73人、5月上旬64人に集中し、4月23日には1日で最多の12人が死亡していました。死者のうち198人は基礎疾患の有無を確認でき、194人には糖尿病や高血圧、腎疾患などの基礎疾患がありました。7月の感染者数は、6月までとほぼ同じ6,466人にのぼっていますが、公表されている死者は7人にとどまっています。

(2020年8月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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