法曹資格取得年数の短縮

2004年に始まった法科大学院は、当初修了者の7~8割が司法試験に合格すると想定されていました。しかし、最近は2割台が続き、志願者も減っています。また、法科大学院が未修了でも合格すれば司法試験の受験資格を得られる予備試験が、2011年に導入されたことで減少に拍車がかかっています。政府は短期間で司法試験を受験できるようにする改革を閣議決定しました。



現在は法学部と法科大学院で少なくとも計6年学んだうえ、大学院を修了しないと司法試験を受験できません。1年間の司法修習も加えると、法曹資格を得るまでに最短で8年弱かかっています。これに対し、今回の改革で導入される法曹コースと在学中受験を組み合わせれば、最短で6年で法曹資格を得ることが可能になります。

(2019年3月13日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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