海藻のCO2吸収

大気中のCO2は、樹木などだけでなく、アマモやコンブ、ワカメなどの海の生物も吸収することが分かっています。樹木のグリーンカーボンに対してブルーカーボンと呼ばれ、2009年の国連環境計画の報告書に、新しい吸収源の選択として盛り込まれています。
日本沿岸海域でのブルーカーボンによるCO2吸収量が、2013年の173万~679万tから2030年に204万~910万tまで拡大すると推計されています。一方、国の試算では、森林は樹木の高樹齢化などで2013年の5,166万tから2,780万tまで減少するとしています。海藻は比較的浅い場所での生育に向き、CO2を吸収しやすいと考えられています。海岸線が長い日本は、ブルーカーボン活用に適しています。

(2018年11月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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