男性が育休を取得するためには

全ての男性の1ケ月以上の育児休業を達している企業は、イクメン休業の制度を導入しています。取得3カ月前に、家庭での役割分担の相談を推奨しています。子どもの入浴や食事の支度まで40項目以上の育児分担表を配って促します。2カ月前をめどに上司と相談した計画書を提出し、最終的に引き継ぐ相手まで決めます。
国家公務員では、男性に育休取得を促す取り組みが始まり、子どもが生まれると告げられた上司が責任者となって、部下の希望を聞きつつ、育休取得計画を作ることになっています。計画は上司自身の人事評価にも反映されます。上司が育児に熱心なイクボスになるのは、組織が変わる一歩となります。職場全体を巻き込み、言い出しやすい雰囲気をつくるのも大切です。日頃から、家族や子育てについて話す関係づくりを意識しておくことが必要です。

(2021年1月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。