痩せすぎモデル

 グッチなどを擁するケリンググループと、ルイ・ヴィトンなどを擁するLVMHグループは、ファッションショーで痩せすぎたモデルを起用しないとする声明を出しました。16歳未満のモデルも使わないとしています。イタリア・ミラノやパリなどで今月始まるコレクションから適用されます。
 声明によれば、両グループ傘下のファッションブランドがショーや広告などに起用する女性モデルの体格は、フランスの34サイズ(日本の5号程度)以上に限られます。一般的な日本の婦人服で最も小さいサイズにあたります。モデルには、健康な体格であることを示す診断書を提出させることにしています。ファッション大国フランスでは、拒食症が社会問題となっており、モデルの痩せすぎを規制する法律が今年5月に施行されています。日本のファッション界にも、こうした配慮が望まれます。

(2017年9月7日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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