発達障害の活躍の場の広がり

発達障害とは、生まれつきの脳の機能障害が原因とされており、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などがあります。人によって症状や程度が異なり、複数のタイプを併発することもあります。厚生労働省の2017年の推計によれば、発達障害を抱える人は約23万人に達します。2014年から2割ほど増えるなど、発達障害の認知度が高まったことで増加傾向にあるとされています。
発達障害への理解や支援があると働きやすいのですが、診断を受けない人や診断結果を伝えない人も多くなっています。他人とのコミュニケーションが苦手といった困難があっても、継続して物事に取り組むことは得意なこともあり、専門性の高い仕事に向いているケースも多くみられます。長時間集中できる特性を発揮し、先端IT関係で活躍する人も多くなっています。

(2021年8月4日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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