看護系大学の増加

看護師などを養成する4年制の看護系大学の定員数は、全国で増えている一方、短期大学は減少傾向にあります。文部科学省によれば、看護師養成課程がある学部・学科を持つ全国の4年制看護系大学の定員数は、1993年度の21校の1,198人から、2019年度には272校の2万4,524人になり、一貫して増加が続いています。
一方、短期大学は、1997年度の80校の6,040人をピークに、2019年度は16校の1,480人に減っています。大卒を求める医療機関も多くなっており、短大が4年制大学に転換する例が多くなっています。医療現場は人手不足で、看護師需要は依然高いものがあります。大学が4年制の強みを生かし、多様なカリキュラムなどで差別化するのは良いことです。

(2019年6月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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