社会保障費の増加

 社会保障費の費用が増え続けています。この25年間で2.5倍に増えて、2014年度は約112兆円に達しています。その半分は年金、3割が医療、1割が介護に使われています。費用が膨らんでいるのは、年金を受け取り、医療や介護が必要なことも多い高齢者が増えていることによります。2025年度には約150兆円に達すると言われています。
 こうした社会保障給付費は、税金と保険料収入でまかなわれています。その割合は、税金が4に対して、保険料が6の場合です。税金は、働いている人や利益を出した会社などが払う所得税や法人税、買い物をした時に払っている消費税です。年金の保険料は20歳から59歳の人が払っています。お金を払う若い世代は少子化で減ってきています。税金や保険料だけで払いきれず、国が借金をして補っています。

(2017年4月16日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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