第15回日本生殖看護学会学術集会 シンポジウム「医療は不妊状態にある人々の意思決定の支援をしているのか」開催 @新潟

 第15回日本生殖看護学会学術集会のシンポジウム「医療は不妊状態にある人々の意思決定の支援をしているのか」に参加いたしました。出産ジャーナリストの河合蘭さんの問題提供に引き続き、生殖医療認定看護師の村上貴美子さんや妊活イラストレーターの赤星ポテ子さんとともに、不妊カップルの意思決定のための支援のあり方について討論させていただきました。

 

 クライエントに対しては、治療医師のみならずコメディカルの協力が重要です。不妊治療の治療開始はそれほど困難を伴いませんが、不妊治療の止め時は非常に難しいものがあります。女性の年齢が高齢になればなるほど難しくなります。何よりも大切なことは、パートナーを含めた周囲の思いやり、愛情が必要になります。流産を何度も繰り返す不育症の唯一の有効な治療法は、Tender Loving Care(TLC)であるとヨーロッパ生殖医学会のガイドラインでは示しています。

  

(吉村 やすのり)

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