第24回セント・ルカセミナー開催

 第24回第24回セント・ルカセミナー開催が開催され、「輝く女性が日本の危機を救う」と題してお話をさせていただきました。毎年、素晴らしいセミナーを開催いただいている宇津宮院長には、心からの敬意を表します。遅々として進まぬわが国の女性活躍について私見を述べさせていただきました。

 

 今回のセミナーは、着床前診断がテーマであり、出生前診断における着床前スクリーニングの現状と課題について、産婦人科医師、分子遺伝学者、出産ジャーナリストなど、それぞれの立場からの講演がありました。現在、わが国においても高齢女性に対して流産防止と妊娠率向上のために、PGD-A(preimplantation genetic diagnosis for aneuploidies)の臨床研究が開始されています。PGD-Aの臨床応用に対して様々な倫理的問題点が提起されていますが、その有用性について純粋な医学的検証が必要なことはいうまでもありません。総合討論においては、今後のわが国のPGD-Aのあり方について参加された皆様から様々なご意見を伺うことができ、収穫の多い大変有意義なセミナーでした。

 

(吉村 やすのり)

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