第4回日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会 開催

第4回日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会が、昭和大学医学部産婦人科の関沢明彦教授の下、開催されます。今回のテーマは「産婦人科診療における遺伝リテラシーの向上のために」です。

 

次世代を育む医療を担当する産婦人科において、遺伝診療は欠くべからざる重要な分野になっています。産婦人科診療の4本柱は、周産期、生殖、腫瘍、そして女性ヘルスケアですが、いずれの領域においても遺伝医療の重要性が増しています。具体的には、周産期においては母体血を用いた染色体検査(NIPT)の導入、生殖では生殖補助医療の応用としての着床前遺伝子診断、腫瘍では、遺伝性乳がん卵巣がん症候群への対応や抗腫瘍薬の選択におけるプレシジョン・メディシンの導入など、多くの分野で新たな展開が急速に進んでいます。

 

本学術講演会では、臨床遺伝学における基礎的な知識を整理するためのプログラムが多く取り入れられています。また、その知識を実臨床でどのように使うかを学ぶための遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会も開催されます。

(吉村 やすのり)

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