精神疾患による労災認定

厚生労働省が発表した2017年度の労災補償状況によれば、仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかり、労災認定を受けたのは、2016年度比8人増の506人で、1983年度の統計開始以降、過去最多を更新しています。精神疾患による労災申請も、2016年度比146人増の1,732人と過去最多になっています。10年前の約1.8倍となり、増加に歯止めのかからない状況が続いています。
労災認定を受けた人の精神疾患の発症原因では、嫌がらせ、いじめ、暴行を受けたのが88人、上司とのトラブルが22人など、職場での対人関係が目立っています。年代別では40代が158人で最も多かったのですが、全体の半数は30代以下が占めていました。

(2018年7月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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