老老介護の増加

 厚生労働省の2016年の国民生活基礎調査によれば、介護が必要な65歳以上の高齢者を65歳以上の人が介護する老老介護の世帯の割合が、54.7%にも達しました。ともに75歳以上の世帯は、30.2%と初めて3割を超えました。高齢化が進んだうえに、世代をまたぐ同居が減っています。
 老老介護の場合、介護する側の精神的、肉体的な負担は大きく、介護者のケアも大切になります。老老介護では、介護する側が軽度の要介護状態であることも珍しくありません。介護する側の負担も重く、生活支援サービスの育成が必要になります。

(2017年6月27日)
(吉村 やすのり)

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