自殺者数の推移

警察庁の調査によれば、自殺者数の総数は、2009年の約3万3,000人から2017年は約2万1千人と減っています。しかし、小中高校生は2009年の306人から2017年は357人と逆に増えています。また自殺総合対策推進センターが1973~2015年度の自殺を分析したところ、小中高生の自殺者は9月1日が最多で109人です。前後にあたる同2日は83人、8月31日も84人でした。
原因は学業不振や友人関係、進路の悩み、いじめなどで、長期休みで学校に関する悩みを忘れていたのに、再開が近づくと思い出され、ストレスになっています。夏休み明け前後に子どもの自殺が増えることから、悩みを抱えた子どもにSOSを発信させようという取り組みが広がっています。学校の授業やSNSなど、様々な機会を通して命の大切さを訴え、自殺を思いとどまってもらう狙いがあります。

(2018年8月25日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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