若者の睡眠時間の増加

ビデオリサーチと電通の調査によれば、20代から30代前半の若い世代の睡眠時間がこの10年間に1割程度増え、約8時間になっています。就寝時間が早まったためで、仕事や夜遊びより自宅で過ごす生活様式の変化などがみられています。また、横になってスマートフォンを見ながら眠ってしまう寝落ちが影響している可能性が指摘されています。
20~34歳の男性の睡眠時間は、2009年に平均7時間11分でしたが、2019年は7時間55分と10.2%増加しています。同年代の女性も、2009年の7時間19分から2019年の7時間59分へ9.1%増えています。就寝時刻を見ると、夜11時に既に寝ている人の割合は、20~34歳男性で2009年の18.6%が2019年に34.7%へ、同女性で2009年の30.0%が2019年に44.9%へと増加しています。この年代の男性の3人に1人、女性の半分近くが今や11時には就寝しています。

(2020年6月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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