英語の授業時間

 2020年度から、小学校の英語が拡充されます。次期指導要領を円滑に導入するために、20182019年度の2年間の移行期間を設けます。外国語活動は開始学年を現在の小5から小3に前倒しし、小3、小4年で15コマ新設します。小5、小6は現在より15コマ増の50コマに増やします。
 一方、授業時間が全体として増えることを避けるため、現状は年間70コマある総合学習を55コマまで減らし、その分を英語にあてることも認めています。2020年度から新指導要領が全面実施されると、英語の授業時間はさらに増えますが、文部科学省は学校現場の負担増への対応を打ち出していません。このため、長期休暇を短くしたり、1日の授業時間数を増やしたりする必要が出てきます。

(2017年5月27日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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