7月に日本を訪れた外国人旅行者数が、前年同月と比べ16.8%増の268万1,500人となりました。単月としては、今年4月を上回り、過去最高を更新しました。国地域別の内訳は、中国が6.8%増の78万800人で最も多く、韓国が44.1%増の64万4,000人、台湾が12.5%増の44万6,600人で続いています。
しかし、訪日客の約8割は韓国や中国などの東アジア地域が占めるなど、地域的な偏りが続いています。今後は、旅行への滞在期間が比較的長く、旅行中の消費額が多い欧米や豪州からの訪日観光客を掘り起こすことが大切です。
(2017年8月17日 読売新聞)
(吉村 やすのり)