認可保育所への申込者数

 女性の社会進出を背景に、保育所需要が保育定員の拡大を上回るペースで増えています。日本経済新聞の調査によれば、東京23区と政令市で、今春1次募集で認可保育施設に入れなかった児童が申込者の3割に達し、5万人を超えたことが分かりました。都心部を中心に保育需要の拡大が続いており、政府が目標に掲げる2017年度末までの待機児童解消はなお見通せない状況にあります。
 申込者の総数は19万人のうち、落選者は54,000人で、落選率は28%でした。落選者は東京都心に多く、落選率が最も高いのは港区の55%でした。認可保育施設は大半が1次募集で決まってしまいます。2次募集もありますが、枠が少なく、1次募集に漏れると、認可外の施設を探す必要に迫られたり、育児休業の延長を余儀なくされたりします。

(2017年4月2日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

 

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